「……よし、真尋。明日から頑張るからな?」 「なにを」 だから、と吐息をついてわたしの頭をポンッと軽く叩く。 「オトせ植村センパイだろ」 「……なんで登駕が張り切ってんの」 するとまた彼は例のように笑いながら。 「言うこと聞いてもらうためデスケド」 「―…っ」 なんだかわたしは、この年下野郎に振り回されそうです。