年下彼は手強いのです,

§

―…チュンチュン


「痛った」


ズキズキと腰が痛い。ふと目を覚ましたらベッドじゃなくて床にくの字に寝ていた。ケータイを見たら5:27。


あのまま寝ちゃったのか、と重い体を起こしてシャワーを浴びた。昨日知らないうちに泣いてたのか目の下が腫れぼったい。


――会ったらどんな顔すればいいのかな。


曖昧な答えしか出なかった。特別ではある。抱きよせられたのだって、拒まなかった。

でも、気持ちはわからなかった。名前、感情に名前が欲しい。


しかし登駕なら受け止めてくれるんじゃないかとさえ思った。


朝ごはんにトーストをつっこみ、制服に着替えて、時計を見てもまだ余裕だった。


6:40。


少し早いけど、スニーカーを履いて鞄をかかえた。


「真尋?」

「あ、起こした」