ルナは海の中へ
潜っていった


私はしばらく海を見つめた


水平線に見える太陽が綺麗
涙も乾いてきたし

でも

何故か心が寂しい。
それに、気がつくと
力がフッと抜けて座り込んだ



私の手には短剣が握りしめられている



皮肉にもしっかりと



今更になって
自分がしてしまったことに
気づく