「そんなっ…
声がなかったらいったい
どうしたら良いの!?
何も出来ない!!」


『黙れ。
貴様に拒否する
資格なんて有りはしない

その美しい体と顔で
沢山の人魚どもが狙っていたと
言うのに…


貴様は有ろうことか
人間に恋をした


貴様は黙って頷き
ワタシに声を与えるだけで良い
いわばワタシのマリオネットさ』




…反論なんて
出来なかった…




心が痛い




理由は分かってる
魔女が言ったことは




嘘偽りのない
真実だから