声を奪われ 命を握られ 友を傷つけられ 自分の欲を見付けた時 その時だからこそ気付けた 本当に助けを求めていた人が居ること ならばこそ 愛する者の愛する人を 自らの嘘で幸せにした、 最も優しい嘘つき人魚姫のリース 彼女の優しさは国をも救い 歴史を残していった 彼女の勇気を 民は知らずとも… 忘れない人は居る。 ―その名はいずれ、 童話として世に受け継がれる 『人魚姫の嘘』 ―END―