人魚姫の嘘




「あなたが、あの城の王子?」


「え…ぁ、あぁ…そうだ」



「人魚なんて
居ないと思ってた?
居るのよアタシ達が外に
出ていないだけでね」



「はあ…そう…か」



「………ふーん」


ジッと俺を見る青い髪をもつ人魚


「…な何?」



「リースはあなたのどこに惚れたんだか
考えてただけよ」



…リースは…って



「なあ!今、リースって!!」


「…リース。
綺麗な子だったでしょ
海の中で知らない者は
居ないぐらいだったのよ」



何を言ってるんだ



「海の中で知らない者は…って
どうゆう…」



「あの子は…人魚姫なのよ
魔女に頼んで自分の声と引き換えに
あなたと結ばれるため
人間になったの

アタシはリースの親友
ルナよ」



…頭がついていかなかった
あまりの衝撃に


「理解し難いのは解る
でも今日は
リースの伝言を伝えに来たのよ
そこは理解して欲しい」



………伝言?