人魚姫の嘘




《そこでリース
貴女に褒美を与えましょう
何が良いですか?
何でも言いなさい》



「…………じゃあ
女神様のお力で
サラの過去を王子に
伝えることは出来ますか?」



《容易いですよ
今すぐに》



「今?」



《ええ、アラ何故でしょう
サラと王子が居る地下に
リースが見たサラの日記の紙が
落ちています
勿論、殺人の部分は消えていて
苦しい過去の部分だけ書いてありますよ》



「……女神様…
ありがとうございます」



《もう1つ言ってみよ
叶えてあげよう》



「じゃあ親友のルナと
王子を会わせて
王子に伝えて欲しい事が」



《出来ますよ
貴女は自分自身の願いは
無いのですか?》



「皆が幸せなら
それで良いんです」