《全てを聞きましたよ》
体が軽く周りには
白く美しい鳥が沢山飛んでいる
立つ、と言う感覚がない
不思議な世界
《人魚姫のリース
貴女のついた美しい嘘を
我は聞きました》
「あなたは?」
優しい温度がふわりと
私を包む。
何故か涙が出そうで…
《我は女神です》
「女神…様!?」
《ええ、姿は見えずとも
貴女のそばに居ます》
「何で女神様が」
《本来なら貴女は
魔女に束縛される未来が
待っていたでしょう
しかし、今回
貴女は奇跡を起こした》
「え…?」
《貴女の美しい嘘が
全ての人を幸せにしようとする
その心が神をも動かし
魔女の鎖から放たれた》
「…私は…今どうなっているんですか
海の泡にでも?」
《言ったでしょう
貴女は奇跡を起こしたと
ですから
貴女は人間のまま
この世へ来ました…
此処は天です》
「……本当に…」
《ええ》
「……っ…」
《泣きなさい、
認めたのですから
貴女の勇気に
この世で一番優しい嘘に》


