人魚姫の嘘



―ポタッ


「リース…どうしてお前が」


―ポタッ…


あ…王子の声が近い…
でも何だろう
ドキドキしてる筈なのに


凄く眠たい


―そうか。
日没に近いんだ
地に付く足の感覚が薄れている




最後に、最後に




王子に伝えたかったなあ




貴方を助けたのは私です、と



貴方を…



「あ……たを」



あ…れ…?声が…聞こえる
私の耳に届く



私の声