晴はフェンスに

手をかけ

街を眺めていた。



「なにしに来た?」


晴が言う。


今にも

泣きそうな晴は

澪を睨みつけた。


「なんで、なんでそんな事するんだよ」

「俺のこと好き?」


話が噛み合わない。

晴はそのまま続けた。