バァンッ!!!!!! 麗「はッ、はぁ、は…」 そうすると、柵の向こう側に座っている人影が見えた。 あの高い柵を乗り越えたの?あの足で? 麗華たちは急いで駆け寄ろうとする。 由『来ないで』 そして凛とした声が響き、私たちは体が何かに固められたように動けなくなった。 麗「由姫菜…ッ!!」 麗華が声をかけたと同時に立ち上がる。 由『どうして戻ってきたの? どうして気づいたの?』 振り返った由姫菜の瞳は、とても冷たかった。 .