雪は部屋を出ると山崎の部屋へ足を進めた


すると前から女性が歩いて来るのが見えた



雪「(女の人?どうして壬生浪士組に女何て……あ、私も女だった)」

雪は自分の性別を再確認しながら悶々と思考を働かせていた



だが、様子を見るとキョロキョロと辺りを見渡し、迷っている様だった



雪「……あの、どうかしましたか?」


雪は気になって、声を掛けることにした


お梅「あっ……すいませんなぁ。ウチ、お梅言います。迷ってしもうて……案内してもらえまへんか?」



雪「いいですよ。何処へお向かいに?(やっぱり迷っていたのか。……しっかし綺麗な人だな)」



雪はお梅の色気を感じながら案内を承諾した