雪「…………いい加減姿現したらどうだ?」



雪がそう言っても返事はなくシーンとした空気が流れている




雪「……はぁー、コソコソ隠れてても意味ない事位分かってんだろ?へたくそ監視君?」



雪がそう言うと天上が一枚外れ黒い塊が落ちて来た




山「へたくそ監視ちゃうわ!
これでもやり手の方や!」




雪「自分で言うな自意識過剰かアホ、名前は?」




山「この流れで何で名前聞くねん!
山崎烝や」




雪「結局言うんじゃん…………おい土方何故お前まで隠れる?」



スー

襖が開き怪訝そうな顔をした土方が入って来た




土「良く分かったな?」




雪「邪悪な気配には敏感なんだよ」




土「邪悪って何だ!!てめえの方がよっぽど邪悪だ糞餓鬼!」




雪「山崎これからよろしくな」



土方の言葉を無視する雪



山「邪悪な気配には敏感って……わいの気配は邪悪って言ってる様に聞こえるやん!」




雪「まぁ、気にするな山崎、少なくとも土方よりは何倍も邪悪ではなかった」