【完】優しい彼の温もりに包まれて

「お前…普段、どれだけ俺が我慢してると思う?」


「分かんない」


「2人の相手も良いけどたまにはこうやって俺の相手もしろよな」


そして、軽くキスをする


「どうせ、キスするんでしょ?」


「瑠夏とのキスって安心するの。それ以外に理由はない」


真っ赤な顔になった瑠夏の頭を撫でる


「なぁ、瑠夏?」


きちんと座り直し後ろから瑠夏を抱きしめる


「…ん?なに…?」


自然と上目遣いになる瑠夏


「高校の入学式覚えてる?」


「入学式?覚えてるような覚えてないような…」


健斗達居なくて時間はあるし話しても良いよな


「俺が瑠夏を好きになった理由。」


「屋上で泣いてるあたしを見て好きになったとは聞いたことあるよ」


実はそれ以外にも理由がある