「どうした?不安なのか?」


「離れないで。傍に居て…」


それだけ告げるとギュッと抱き着いた


「大丈夫。離れないから心配すんな」


瑠夏が落ち着くように頭を撫でる


「おばあちゃんと話すんだよね?」


「あぁ。悪いことは言わないから大丈夫。それよりご飯食べて暖かくして寝ような」


瑠夏は“食べたくない”と言いながらも少し食べた


食べ終えた瑠夏を俺は軽々とベッドまで運び寝かせる


「ありがと。ごめんね」


「瑠夏が寝るまでここに居るから安心して寝ろ」


瑠夏は俺の手を握ったまま目をつぶる


しばらくすると安心しきった顔で眠る瑠夏


手を離そうとしても強く握られていて離せない


それだけ瑠夏が不安になってる証拠


でも、そんな瑠夏も可愛く思える