【完】優しい彼の温もりに包まれて

「沙穂、私達も帰ろうか」


「うん、お姉ちゃん、またね」


あたしは寝たまま沙穂ちゃんに手を振る


「光莉さん、お見送りいけなくてごめんなさい」


「良いの。気にしないで。じゃあね」


光莉さんは沙穂ちゃんを抱き病室を出て行った


「丈瑠、お見送り行かなくて良かったの?」


「あぁ、瑠夏の傍に居る」


優しすぎるよ…。


「本当に良かった?お正月に一緒に来てもらって」


「大丈夫。祖母さん達は旅行が好きでな。何年かに1度親父と母さんの両方の家族で旅行に行ってるんだ。」


……そうなんだ


「だから、心配しなくて良い。俺も瑠夏の祖母さん達に会ってみたいし」


「お父さんのお母さん達なんだ。お母さんの方は亡くなったの」


あたしが小さい時に…


だから、顔は知らないに等しい