【完】優しい彼の温もりに包まれて

「あたし、居ない方が良いんだよね?そしたら丈瑠だって心配する必要ないし」


「瑠夏??」


「あたしが居たら邪魔でしょ?」


あぁ、ヤバい。泣きそう


「瑠夏、お前…何でそんなこと言うんだ?」


「丈瑠はあたしが可哀相だから相手するんだよね?」


……ストレス溜まってるんだ、あたし。


普段は言わないことをズバスバ言っちゃう。


こんなこと言うつもりなんてなかったのに


「お前、今日変だぞ?」


そんなの…。


あたしが1番分かってる


「ほっといて!!1人になりたい」


あたしはそれだけ告げると走り出した


「瑠夏っ!!危ないっ」


…えっ?


丈瑠の叫び声と共にあたしの記憶は途切れた