【完】優しい彼の温もりに包まれて

「2人とも人手が足りないから手伝ってくれる?」


今日はなにかと忙しいみたい


食器が洗われずにそのまま置かれていた


「これ洗えば良いんですかね?」


橋村さんに聞こうとしたけど居なくなってしまっていた


「そうみたいだね。やろうか?」


仁菜さんと2人で黙々と食器を片付けた


「2人ともごめんね。落ち着いたし今日は終わって良いよ。他に人は居るから」


疲れた表情をした橋村さんがやって来た


「はい。お疲れ様です」


「瑠夏ちゃん、これからどうするの?」


2人とも心配してくれているのが分かる


……時刻は7時


今日は仁菜さんも早く終わるんだ…


「大丈夫です。居場所はありますから。」


あたしは心配掛けないように笑顔で返した