気まぐれ探偵はお嫌いですか?

「え~皆様。今日は私、『秋雨鷹之』のパーティーにようこそいらっしゃいました。今日は皆様ゆっくりとお楽しみ下さい。」


秋雨さんがそう言うと、会場は拍手で覆われた。


そして拍手が終わると秋雨さんの後ろにいた執事がマイクを手に持ち口を開いた。


「今日のパーティーは、秋雨様のの推理小説の新作である『茜色の屋敷』の完成を記念してのパーティーございます。」


そう言って、執事の人は一冊の本を出した。


「これが完成された『茜色の屋敷』です。この作品の完成を祝って乾杯を致しましょう。」


執事がそう言うとお酒が入ったコップを皆、持ち上げた。


「それでは皆様、秋雨様の新作完成を祝って乾杯!」


執事の言葉に、人々は「乾杯!」と叫び明かりがつくとお酒を飲んでガヤガヤと賑やかになった。