気づいたら、親友2人を含めて7人の不良ランクの女達に囲まれていた。その7人全員があたしの顔見知りで。
その時に、
あたしは裏切られたんだと悟った。
そして一気に襲いかかって来たそいつらは、いつの間にか目の前でぐったりと倒れていた。
息を切らして。
拳には血。
頬を流れるは涙。
『はぁはぁ……ハハッ…』
―――あんた達は何がしたかったの?
裏切ったところで……何もできてないじゃないか。
ケンカだって、7対1で負けて。
馬鹿じゃないの?
あぁ、くだらない………。
『ホント、くだらない…っ…』
あたし、馬鹿だ。
友情をなくしたからって、何ガラにもなく泣いてんだよ。
馬鹿みたい……。



