……やばい、泣きそう。
「でもやっぱり、自分のキモチを誤魔化すことはできない。あたしは香が好きだもん……だから、香。また、あたしのダチになってくれる?」
涙が、こぼれた。
男の泣き虫は情けないよな…。
「嬉しい。…僕も、泉が好きだよ」
もちろん。
それは〝ダチ〟としてだ。
僕も。泉も。
「な~に愛の告白し合っちゃってんの?」
「「はぁ!?」」
ニヤニヤしながら里佳が僕と泉を交互に見て来て、泉と顔を合わせると2人同時にプッと吹き出した。
今、そんなこと言う?
それを見て、柊も里佳も笑う。
温かい空間。
ここが、僕の居場所なんだ。