目を見開いた真さん。そして優しく泉に似た笑顔を見せてくれた。 ……なんかスッキリしたかも。 うだうだ考えてたって泉が俺達の元を離れて行った事実は変わんないんだ。 だったら、行動するまで。 「泉のケータイ、今日の夕方解約するって言ってた」 「え?」 「自分で伝えろバーカ。人をパシリに使うな」 じゃあなって、真さんが俺の肩に手をポンッと置いて去って行った。 そんな彼の背中に頭を軽く下げる。 「いいダチ持ったな、泉……」