「おうっ、涼くん雅くんおはよう」 「あはは、うざい~」 「はよ……」 うざい、は挨拶ではないぞ?雅。 欠伸をしながら返して来た涼はいっつも眠たそうだよな。 俺がニカッと笑うと涼はフッと笑う。 「みんなぁ、座れー。時間ねぇから、さっさと出席とるぞー」 ガラッとサットンが教室に入って来た。 今年もサットンが担任だ。 「サットン久し振り~っ」 サットンに手を振る。 「はい、桜崎遥は欠席だなぁ」 なぜっっ!? みんながクスクスと笑う。