俺の愛も絆も、全部お前にくれてやる。


ぶーぶー言いながらも財布を持ってコンビニへ出かけた泉。


そんな泉を見て笑う。



「あ、香からメール」



雅がニヤケながらケータイを見ている。


オレ…ずっと思ってたんだけど。



「雅ってブラコンだよな。しかも重度の」


「うるさいよ、遥。このハサミで女の子にしたげようか?」


「結構です!」



キッパリ。

どっから持って来たんだ、そのハサミ!


涼が俺達を見て笑っている。


久しぶりだな、この3人だけって。


でも、やっぱり。
泉がいないと物足りないかな。