俺の愛も絆も、全部お前にくれてやる。


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そして、また月日があっという間に過ぎ、3月になった。


日に日にみんなへの罪悪感が募っていく。


そんなある日の放課後。



「おっしゃー!!明日から春休み~♪」



みんな明日から春休みってことで、はしゃいでいる中。


あたしは廊下でサットンと話していた。



「本当にいいのか?」


「はい」


「そうか……」



それじゃ…と、あたしは教室に入って桜のところに向かった。


サットンの真剣な顔、初めて見た。



「あ、泉!春休みの計画決めようぜっ」


「ごめん。俺、春休みはずっとじいちゃん家にいるから遊べない」


「マジ!?」



あたしの答えにあからさまに肩を落とした遥にもう一度謝った。