俺の愛も絆も、全部お前にくれてやる。



この膨らんでいく不安は

どうしようもできない……。



「信じられねぇって言うんなら、お前は桜じゃねぇ!」


「…っ……」



遥の言葉に唇を噛み締める。


あたしは。

あたしは。


あたしは……!!



「雅を信じてる!」



そう言ったら遥が口角を上げて笑った。


あたしも〝桜〟だから。

涼も遥も……雅も、信じる。


信じてる。



「馬鹿だな、お前等。俺等は雅に言われてやってんだよ」


「お前等を殺せってなぁ!!!」



バッ――と一斉に8人があたし達に向かって走って来た。