俺の愛も絆も、全部お前にくれてやる。


サボり場所とかないのかな。


そう思ったあたしは教室には向かわず、学校のサボりスポットを探すことにした。


屋上は桜みんなの場所だし。


あたし一人用のサボり場所が欲しいな。



「ん?あれって……」



一階の廊下を歩きながら外を見ていたら見覚えのある人影が。


真菜……?

……と、男子3人。



「お前、マジむかつくんだけど!!」


「生意気すぎ」



男達が真菜に罵声を浴びせている。


うんうん。言えてる。


でも、ま。

女相手に1対3はどうよ?



「うるさいッ」



真菜、泣いてる……のか?