「せんせ…せん…先生ッ!!」 「!!!」 急に耳元で名前を呼ばれ驚いた拍子にペンを落としてしまった 「な…水野君か……」 「先生…大丈夫ですか?」 落としたペンを水野さんが拾い渡した 「ありがとう…」 差し出されたペンを掴む 「茜ちゃん…凄い子ですね」 「あぁ…」 数時間前の記憶が目に浮かぶ 「医者が励まされてどうすんだって…」