「ふざけんなよっ。俺らを何だと思ってんだよ!!」 果梨先輩に肩を強く掴まれた その手は矢田先生よりも強く、痛みで顔が歪んだ 「果梨、離せよっ!!」 危機一髪のところで一希先輩が助けてくれた その勢いで果梨先輩はおもいっきり突き飛ばされていた 「はははははっ…」 緊迫した部室には、果梨先輩の乾いた笑いが響いた 「果梨…?」 一希先輩が果梨先輩に声をかけた しかし、その声は果梨先輩には届くことはなかった