さらさら、さらさら、砂金が降り注いで煌びやかな陽射しだった。
とにかく眩しくて、今のあたしにはもったいないくらい眩しくて、
「痛っ……太陽が、目に入った……」
プフッと吹き出したあと、あたしはタオルケットに顔を埋めた。
涙と一緒に、太陽の欠片がとめどなくこぼれていった。
本当は太陽が眩しかったわけじゃない。
本当に眩しかったのは、補欠の笑顔だった。
初めてだった。
人間がこんなにも幸せそうに笑う顔を見たのは初めてで、ドキドキがとまらなかった。
いつも物静かに微笑む補欠が、その端整な顔立ちをくっしゃくしゃにして全力で笑っていた。
やっぱり、夏の青い空が一番似合うと思った。
ひとは本当に幸せな時、言葉では言い表せない顔つきになるのだと、初めて知った。
表彰式が始まって間もなく、応援スタンドを飛び出して、若奈ちゃんを筆頭に、
「翠ちゃん!」
次から次へと、人が集まって来た。
「みどー! やったな!」
涙でぐしゃぐしゃ顔の結衣と、
「アーンビリーバッボー!」
笑顔に鼻水の明里。
そして、温泉に長時間浸かってのぼせ上がったように、フラフラのあっこだった。
「信じられない……健吾くんが」
健吾、健吾、健吾。
その名前を呪文のようにブツブツ唱えながら芝生にしゃがみ込んで、あっこは泣き出してしまった。
「何だね、お前たちは……だから、前々から言ってただろうが。補欠は甲子園に行く人間だって」
夏の空を、雲が流れて行く。
とにかく眩しくて、今のあたしにはもったいないくらい眩しくて、
「痛っ……太陽が、目に入った……」
プフッと吹き出したあと、あたしはタオルケットに顔を埋めた。
涙と一緒に、太陽の欠片がとめどなくこぼれていった。
本当は太陽が眩しかったわけじゃない。
本当に眩しかったのは、補欠の笑顔だった。
初めてだった。
人間がこんなにも幸せそうに笑う顔を見たのは初めてで、ドキドキがとまらなかった。
いつも物静かに微笑む補欠が、その端整な顔立ちをくっしゃくしゃにして全力で笑っていた。
やっぱり、夏の青い空が一番似合うと思った。
ひとは本当に幸せな時、言葉では言い表せない顔つきになるのだと、初めて知った。
表彰式が始まって間もなく、応援スタンドを飛び出して、若奈ちゃんを筆頭に、
「翠ちゃん!」
次から次へと、人が集まって来た。
「みどー! やったな!」
涙でぐしゃぐしゃ顔の結衣と、
「アーンビリーバッボー!」
笑顔に鼻水の明里。
そして、温泉に長時間浸かってのぼせ上がったように、フラフラのあっこだった。
「信じられない……健吾くんが」
健吾、健吾、健吾。
その名前を呪文のようにブツブツ唱えながら芝生にしゃがみ込んで、あっこは泣き出してしまった。
「何だね、お前たちは……だから、前々から言ってただろうが。補欠は甲子園に行く人間だって」
夏の空を、雲が流れて行く。



