いつものように手を繋ぎ、電車に乗って大きな公園にやってきた。



湖も噴水もあるしお店もある。



少しだけ動物もいたりして。



カップルの定番デートスポット。



「なんで急にここに来たくなった?」

「悠ちゃんとふたりになりたかったから」

「意味が違う気がする~…」

「こういうの、ヤなの?」

「ユナに誘われたのにイヤなわけねぇよ」



悠ちゃん、笑顔だよ?



お部屋で過ごすより、ずっといい顔してる。



「あたしの愛情、感じた?」

「ははっ!!気にしてたんだ」

「するよ!!サエちゃんに相談したり風君に相談したもん…」

「結果がコレ?」

「ふたりとも悠ちゃんが欲求不満だからだって…。でもあたしは悠ちゃんのこと大好きだから!!」



苦しいくらい笑った悠ちゃん。



一生懸命考えたのに笑われた…。



「ムカつくぅ~…」

「ユナらしくていいよ。だから好き、ユナのこと」

「悠ちゃん…」

「変なこと言ってごめんな?ただの欲求不満だっただけ」



やっぱりかいっ!!