狼少女と王子様


驚き過ぎて声が出ない


訳が分からず

クッションをそこら辺に放り投げ


窓を開けた


「何やってんの!」


「何って、茜と話に来たんだよ。」


真剣に必死にそう言って

窓から部屋へ入り込んだ


渓は裸足でよじ登ったらしい


おかげで部屋に砂は入らなかったけど


私はパニック状態


「話って何?」


少し冷静になり

渓の顔を見ずに言う


早く終わらせたい



「茜、今此処で誰と付き合うか

決めて欲しい。」

「は?」


理解不能な発言


誰と付き合うか決めて欲しい?


確かに返事は全部保留にしてるけど


どうして今なの