狼少女と王子様


ケータイを開きため息をつく


意味なく開いたケータイ

画面には幼い頃の私と葵
栞ちゃん、あの人の写ったプリクラ


最初で最後の家族でのプリクラの画像


切なくなってパタンとケータイを閉じる


!?

プリクラ?


これ撮ったの何処だっけ

確か遊びに行ってそれで

何処に遊びにいったんだ?

えーと。


引き出しをあさり

あれを探す

今まで一回も掃除せずにいた引き出し

中はごちゃごちゃしていて中々見つからない


「あーもー。」

苛立ちが限界にきて

後の事なんて考えずに引き出しをひっくり返した


「あった。」

古びた一冊のノートを手に取る


落書きだらけの茶色のノート

ノートのページをパラパラとめくり

プリクラの挟まっていたページで止める