狼少女と王子様


私は明日の不安なんて気にしないくらい

はしゃいで遊んだ


海はそんな私を嬉しそうに見ていた


海なりに気を使ったのかも


やっぱあんたも知ってるんだね

いじめうけてること


「茜、俺のそばにいろ。」


「海、ごめん。」


そばにいろ

それはきっと彼女になれって

俺だけのものになれ


そう言ってるの



だけど、それはできない

やっぱり私は1人が良い


傷つけてしまうくらいなら

自分が傷ついた方が良い


狼かぶった弱い羊

そんなものになりたくない



「ありがとう。
でも、今はそんなの決められない。」


今は葵が一番だから


「そっか。」

海はそれ以上話さなかった

家に帰ってベットに潜り込む