「楓、そう言えば転校生が来るんだと。」 相沢が今日の夕飯のあじをむしゃむしゃ食べながら言った。 「え、転校生…?」 こんな中途半端な時期に?と楓は思った。そんな様子の楓に相沢は言葉を続ける。 「なんだか体が弱くて入院してて受験できなかったらしい。で、じゃあうちの高校に来ませんか?って理事長が声かけて…。」 「へぇー…。」 そもそも転校生なんて珍しい。この学園は外部生だけでもかなり珍しいのだ。 その子、注目されるだろうなぁ…なんて考えながら楓は箸を進めた。