図書室に入ると、夕吉は小さく小さく息を吐いた。 遠くの方から部活動中の生徒達の声が聞こえてくる此処は、騒がしい校舎内で切り取られた別空間のよう。 夕吉は迷わず本棚へと向かう。 今日は一番奥の本棚へと足が進む。 主に英米の詩人や作家の書籍が置いてあるのが一番奥の棚だ。 そこには、先客がいた。