「襲撃です、」
息を弾ませながら近衛に迫るリーゼント男子から余程焦っているのが伝わってくる。
近衛は、リーゼント男子の様子に朗らかに笑いかけてから、今度は一言一言はっきりと尋ねた。
「何が、あった?」
不思議だ…。
千晴から見れば、近衛の笑みはリーゼント男子を落ち着かせようとしたものに見えたが、リーゼント男子は違って受け取ったらしい。
さあっと血の気を引いたように青くなり、唇をわなわなさせながらリーゼント男子は話し出す。
「そ、それが…一人の男子が、俺以外の仲間を全員を倒しちまって…ば、番長を呼んでこいって……」
「は?その男子って?」
「それが、図書委員長を名乗ってて…」
「なんで図書委員長…?」
リーゼント男子と近衛のやり取りを黙って聞いていた千晴の背筋が、ぴんと張りつめる。
(…図書委員長!?)


