氷の姫君

静かに降る雪を眺めていた。

ふと空が一瞬光ったような気がして上を見る。
だけどそこには灰色の空が広がるだけ。

私は前に視線をもどした。

そうするとその先に―――――

「雪姫。」

「え・・・・・。」

「雪姫。」

優しく微笑む貴方が居た。