図書委員長:渡 流星 渡…りゅうせいと読むのだろう。 「キレーな名前…」 小さく呟いた。名前が流れ星ってカッコいいと思う。ロマンチックだし。 あの悪魔がおすすめして承諾した委員長が…この人。しかしあたしは腑に落ちない。 メモ帳を破って小さく渡さんに書く。 〈これどういう事?〉 そしてすっと右隣にスライドさせた。 渡さんは少し動揺していたみたいだけど紙を開くと返事を書き出した。 (悪い人じゃ…ないか。そりゃそうだよね)