「生きて帰れよ」 「うん」 「いってらっしゃい」 変な二人の声援(?)を背にダルい気持ちを抑えながら階段をかけ上る。 (しっ…しんどい…!!生徒会室遠いし) あたしたちのフロアは2階で生徒会室は4階。なかなか上らないからかキツい。 「つ…いた」 生徒会室のプレートを見つけ、足音を忍ばせる。 そっと耳をすますと明らかに誰か居るような声と気配を感じるのであたしはその場に立ちすくんだ。 (うぐ…開けなきゃ?)