そうやって穏やかな日溜まりみたいな笑顔を向けていた蕾美さん。


わたしはあのあと結構かかってから泣き止んで、蕾美さんの病室を後にした。


いつものように、手をふって。


―…願わくは。


この日にわたしは戻りたい


貴女の笑顔を最後に見た


この日に……