ギィイイ、バタン


真『はあ…。』


扉を閉め、ため息を吐く。



真『また違ったか~。』


そう言いながら階段を下りていく。


・・・確かにうっすらとだけどあいつらと接触した痕跡があったんだけどな~?


う~ん。
うーーん


う゛~~~~ん



5分後――(もう3階。)


はっ!まっさか、まさかー♪

あの子も追われてたり~。


真『なーんてねー!!


うん、違う違う。ただの見間違いだよな~絶対。・・・多分。』


「何が?」


真『ん~ん♪良い低温ボイス♪ってうぇっふぇいっ!!』



「うぇっふぇい、て。」

真『おおおのれは何故ここにいるのじゃあっ!生徒会長!!』



恭「別に大した用事じゃないよ。」ニコ


ゾワゾワゾワゾワゾワー!!

さっきと全く違うんですけど!!何こいつ、まさかの猫かぶり系?まさかのそうなんですかね?



真『ねえっ!!どうなんですか!?』


恭「え?何の事かな?あ、僕そろそろ失礼するよ。じゃ、また。」



ふぇええっ!!ぼぼぼ僕なんて単語が聞こえたんだけど!!



うん、もう聞かなくても分かったよ。猫かぶりめ。