ギィイ・・・・・・



真『やっと着いたぁ!!』

はっ 思わず声に出してしまった。


真『ん~やっぱ屋上は気持ちいいな~。』


フェンスの方へ行って伸びをする。



蘭「ねー?話ってなに?」


真『ああ、ごめんごめん。とりあえずこっちにおいでよ。』







蘭「で?話はー?」


真『まあまあ。そう焦らないで。すぐ終わるから。あたしは話に来たんじゃなく、質問しに来たの。』






















真『貴方は何の能力を使っているの?』



相手の目がこれでもかと言う程に開いている。でもそれは一瞬で警戒の色に変わった。



蘭「何でそれを!?」


真『理由なんてどうでも良いじゃない。貴方の能力は何?』



蘭「・・・・・・教える気はない!」


真『・・・・・・・・・・』



蘭「それよりも、なんで能力が使えることを知ってるわけ!?」



真『・・・・・・・湿気が出てきたわね。』


蘭「っ!?」


真『もう教えてもらう必要がなくなったわね。貴方の能力は水。興奮して湿気が出てきた・・・・・違う?』




・・・・・・・・・・



真『黙ってるってことは肯定として受けとっていい?』



蘭「・・・・」









・・・ああ。あとひとつあった。






真『青の騎士団。』


蘭「え?」



真『・・・知らないみたいだね。何でもないわ。聞くこと聞いたから帰る。ばいばい。』


踵をかえしてドアへ向かう。





が、腕を掴まれてて進めない。