平凡少女の非日常。Ⅰ【出会い編】







真『ふふっ 何が食べたい?』


《にくぅ~!!》




ん?他にも住人が居るかって?


居ないよ。あたしとラルの2人だけだよ?




なぜ声が聞こえるか?


それは、あたしが動物の言ってるコトが分かるから♪





真『焼く?生がいい?』



ラ《もっちろん生ーっ!!》


しっぽをこれでもかと、勢い良く振っている。



真『ふふっ りょおかい♪』



そう言ってキッチンへ向かう。後ろから着いてくるラル。・・・・・・・・可愛い。


骨付きある!?骨付きっ!!と後ろで言っている。




真『ちゃあんとあるよ~。』


冷蔵庫から骨付き肉を取り出す。


真『はいっどうぞ。』



お皿にのせて、床に置く。



ラ《肉にくぅ♪いっただきまぁす♪》

ガブッ


ご機嫌なのだろう・・・しっぽがさっきから振りっぱなし。











ラ《おいしかったあ~!ごちそうさま!》


ラルは食後の骨を咬んでいる。


数分見ていて、

真『相変わらず可愛いわぁ。』



ラ《むっ ボクは一応オスなんだからねー!!》


いつの間にか食べ終わっていた。


真『はいはい ごめんごめん。』




ラ《むぅ~ なんか負けた感じ~。》


真『そお?とりあえず、もう寝ない?』



ラ《とりあえずの意味が分かんないけど、そうだねそろそろ寝よっか。》



寝室に行ってダブルベッドに入る。





真『お休みラル。』

ラ《おやすみ、真冬。》