はぁあ・・・・・・・気分良かったのに今最悪。
はぁ・・。帰ろ。でも歩くのも面倒だ。
ドアノブを回す時の様に空気を掴む。
掴んだところから光の線が広がる。そして、ドアの形になった。
ガチャ
ドアが開き、中に突き進む。
中には数えきれない程の無数のドアがあり、あたしは自宅をイメージした。
スッとドア達が消え、ひとつだけが残った。
そのドアに近づき、迷うことなくそのドアを開けた。
開いた先には玄関。あたしは靴を脱ぎ、部屋へ入る。
電気をつけ、深いため息を吐いた。
何をしているんだあたしは。気分が良かったとはいえ、素顔で外にでるとは。
真『はぁ・・・・バカな事をした。』
反省をして、しばらくボーッとする。
思い出した様にクローゼットへ向かう。
着替えを取りながら、
あ、顔変えなきゃ。
そう思いここの家の主の顔に戻す。
真『よし!お風呂行こう。』
着替えを持って風呂場に行く。

