平凡少女の非日常。Ⅰ【出会い編】








はぁあ・・・・・・・気分良かったのに今最悪。



はぁ・・。帰ろ。でも歩くのも面倒だ。



ドアノブを回す時の様に空気を掴む。


掴んだところから光の線が広がる。そして、ドアの形になった。



ガチャ


ドアが開き、中に突き進む。


中には数えきれない程の無数のドアがあり、あたしは自宅をイメージした。



スッとドア達が消え、ひとつだけが残った。

そのドアに近づき、迷うことなくそのドアを開けた。


開いた先には玄関。あたしは靴を脱ぎ、部屋へ入る。



電気をつけ、深いため息を吐いた。





何をしているんだあたしは。気分が良かったとはいえ、素顔で外にでるとは。






真『はぁ・・・・バカな事をした。』



反省をして、しばらくボーッとする。





思い出した様にクローゼットへ向かう。



着替えを取りながら、

あ、顔変えなきゃ。
そう思いここの家の主の顔に戻す。





真『よし!お風呂行こう。』

着替えを持って風呂場に行く。