確かに仕事があるのは良いことだけどさぁ......。 お休みが欲しいよぉ。 「突っ立ってねぇで、事務所行くぞ!!」 強引に肩を引き寄せる。 「ぬわっ?!」 「アホみたいな声出すなよ~」 「うるさいッ、凌!!」 ケラケラと笑う凌。 何言っても効かなそうだから、言い返すのを止めた。 行きたく無いって気持ちから、その場を動こうとしない私の首根っこを掴む凌。 「痛いよぉーーっ」 「遅れるだろー? 事務所にー」 ズルズルと教室から連れ出される。 行きたく無いーお休みが欲しいよぉーっ。