私はホームを通過して行く電車を見送った。 これからは私を守ってくれていた愛する人とは1年会えない。 私が辛いとき支えてくれた腕はもうない‥ 自分の足で立って先生を待つ。 「先生がいなくても‥私は大丈夫」 私は自分に言い聞かせる。 溢れそうな涙を服の袖で拭きながら自分を落ち着かせる。 「先生の分まで‥お菓子部を支えなきゃ」 私はホームから青く綺麗な空を見上げた。