「だからさ、これから毎日ここで会わない?」



そして、目を大きく開けた。



おもわず、彼の目を真っすぐ見つめた。



けれど、彼は---。



「いいかな?石井さん驚いてる様子ないし、、、」



私、自分では目を思いっきり開けた気がしたはずなのに、相手にはそれが伝わっていない。



私の感情は、顔に出ない。



絶対に---これからも、顔に感情が現れない体質なのだろうか。



「なぁ、顔色悪くないか?」



そう言って、彼は私の顔を覗き込む。



-------胸の鼓動がはやくなる。



凄く、すごくはやくて呼吸をするのも困難だった。