うーん・・・いつ唄っても変な唄。


「瑠璃まあた唄歌ってるの?」

「あ、お母様。」

「瑠璃はその唄好きねえ」

くすくす笑いながら話しかけるのは私の母。

母の言う唄と言うのは私の家に3千年前から伝わる唄。

私の家は神社だ。

樹齢3千年の桜の木がある神社。

春になると桜を見に来きながらお参りにくる人が増える。

「だってお母様!この唄の意味とても気にならない?」

「そうねえ・・・私も昔からわらべ歌の様な感覚で唄っていたけど、別にきにならないわよ?」

「ふうん」


「それより瑠璃、夜ご飯よ。」

「はーい。」