「雪乃先輩の家ってどっち?」 「あ、あっちだよ!」 家の方を指差す。 「了解~!」 ニカッと爽やかに笑う蜜夜君。 「てか先輩、背ちっちゃいね。」 「蜜夜君が大きすぎるの!」 あたしは平均より背が小さいので背の高い蜜夜君とは20㎝ほど違う。 「まぁね♪」 「嫌みだぁー。」 あれ? 蜜夜君って案外話しやすいかも……